2008年5月30日金曜日

ウスリースク便り(63)




      O 日本クラブ






 日本語の授業の他、日本クラブという課外授業で日本の文化を紹介しています。この3年間の活動を紹介します。




 ① 日本のゲーム


  ① 五目並べ(5 or 10) ② 回り将棋 ③ 花札


 五目並べ(連珠)はロシアでも子どものころに遊んだ経験がある学生が多く、すぐできるようになります。(5 or 10)は、碁石を5つ連続して並べるか、相手の石を2つハサンデ合計10個とれば勝ちというルールでおこないます。ロシア人の学生は5目並べるより、石を取ることのほうに関心を示します。
 回り将棋は、金4枚を振りゴマにして、出た数だけ進むという単純なルールですが、意外に人気があります。(数は日本語で数えながら、コマを進めます。
 花札は、月の名前をと花の名前を覚えるのに有効です。在露韓国人の学生の中には、花札の役(猪・鹿・蝶、赤丹、青丹など)などを知っている学生もいますが、最初は取った枚数で、なれてきてから、20点札、10点札、5点札などの点数で勝負を競います。また、誕生日の月の花を集めると、ボーナス点など特別ルールを作って楽しんでいます。

 ② 囲碁

 ルール自体は将棋より簡単なのですが、ダメと生き死にと終局の判断が難しいので、13路盤での石取りゲームとしてやっています。盤上の石の数と、相手の石をとった数とで勝負を競う変則ルールで行っています。とにかく相手の石をとることに興味を示します。
③ 書道

 学生に最も人気があり、参加者も多いので、これまで最も多く書道クラブを開いています。今年度、総領事館から借りた、水書道用の練習ボードが効果があったので、日本で購入してきます。

 ④ 折り紙

 ヒポクラブなどで日本にホームステイしたことのある学生がいて、鶴や箱が折れるので、折り紙の指導を依頼しています。

 ⑤ お茶と日本舞踊

 昨年度ウラジオストクの極東国立総合大学のサカモト先生に来ていただきお茶と日本舞踊の実演をしていただきました。60名以上の学生や留学生社会人が見に来て好評でした。

 ⑥ 日本映画上映

 宮崎駿監督(魔女の宅急便など)、山田洋二監督(たそがれ清兵衛)の作品を上映しましたが、英語(日本語)教室のテレビを使っての上映と条件が良くないので、不評でした。








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