2008年5月12日月曜日

ウスリースク便り(49)

  白タク

  ウラジオストク市の中心部から、車で30分ほど行った所にバスのターミナルがあって,そこから各主要都市とを結んでいます。ウラジオストクとウスリースクも遠距離バスがでていて、料金は140p、所要時間は約2時間です。

 同じルートを走る白タクがあり、料金は200r-ブル、所要時間は約1時間半です。バスターミナル内で堂々と客引きをしているところを見ると、半ば公認されているように見えます。日本製のワゴン車(一部
韓国製)に客を10から11名乗せて走ります。

 白タクの運転手にとっては、一日に何往復できるかが重要なので、一般道を60から90kmの速さで
走ります。ロシア悪路が多く、幹線道路でも、段差や穴の開い手いるところがあります。頭を車の天井にぶつけたり、腰を痛めたりしないように、気をつけていなければなりません。

 途中で、ガソリンスタンドに寄って、給油しますが、給油中でもエンジンをかけっぱなしにしています
ソ連時代には、自動車のエンジン・オイルを暖めるために、厳冬期には、自動車の下で焚き火をしていたとのことなので、エンジンを切らずに給油するのも気にしないのかも知れません。

 ウスリースクーーーウラジオストク間の白タクにはあまり乗らないようにしています。スピードの出しすぎ、給油方法が気に入らないのと、以前スピード違反とパンクのために大幅に遅れたことがあったからです。日常生活においては、白タクがとても便利な時があります。街中で、走っているタクシーを見つけて目的地まで行ってもらうのは大変なことです。

 一般車を止め、値段の交渉がまとまれば、すぐに白タクに変じてくれます。昨夏、大学時代の友人4人がウスリースクに来たときには、通りがかりのトラックを止めて、5人分の荷物を荷台に積んでもらい、駅まで行ったことがありました。運転手は凹凸の沢山ある道をドラフト走行まがいのテクニックで
走り、我々をちょっぴり怖がらせたことも今では思い出の一つになっています。

0 件のコメント: