2009年6月10日水曜日

ウスリースク便り(217)

 〇 非エイズ検査

 ワーキング・ビザ更新のために非エイズ検査
を受けてきました。場所は、以前に何回か検査
を受けている、血液分析研究所というところで
した。

 4年前に、初めて検査を受けた時のことを、
今でもはっきり覚えています。左の中指に、
注射器をさして、試験官に血液をしぼりとり、
試験紙による判定法で、10分位で判定が下
り、その後、5分位で証明書ができあがって
来ました。

 今は、学生が夏休みでもあり、海外への旅
行者も増えているせいか、検査を受ける人数
も増えていて、今朝の9時にも、多くの人が、
検査を待っていました。

 大学から、連絡がいっていたためか、1日
で証明書が出来てきました。12日が祝日のた
め、15日(月)にウラジオストクへ更新の手
続きにいってくれるとのことです。

 ビザの更新はうまく出来そうですが、9月か
らの新年度の授業を担当できるかどうか、微妙
な段階にあります。

 ロシア人日本語教師のワレーリアさんが、9
月から日本での語学研修を予定していたのです
が、日本での研修ができないことになり、9月
からも、日本語を担当することになりました。

 この、9月からの入学してくる、学生は、日
本語を専攻する、日本語学科に入学することが
できるようになりました。

 ただし、ロシア全国一斉テストで、英語、
数学、ロシア語、歴史など5科目に合格して
いることが条件になっています。

 そのため、今年のように、日本語専攻の学生
が定員割れしてしまうこともありえます。
 私が9月から、引き続き日本語を教えられる
かどうかは、入学してくる日本語専攻希望の、
学生数にかかっています。

2009年6月7日日曜日

ウスリースク便り(216)

 〇 帰国 (7月2日)

 こん4~5日は、朝と夜が10℃前後、日中が
20℃前後の日が続いています。夜になると、
さすがに、風は冷めたくなってきます。

 今年度は、6月30日(火)に卒業式が行われ
そのあと夏休みに入ります。ウラジオストクで2
年に一度開催されるビエンナーレの年で、7月初
めには、文化交流のため多くの日本人がやってき
ます。

 ビエンナーレの参加者の帰国と一緒にならない
ように、7月2日(木)に帰国することにしまし
た。きのう、市内のウラジオストク航空の営業所
に航空券購入に行きました。

 3年前に、クレジット・カードで航空券を購入
使用としたところ、担当者が、いちいち、ウラジ
オストクに電話で問い合わせをしてから、作業を
するので、発券までに1時間位、かかったことが
ありました。

 今回は、列に並ぶこともなく、約10分で、航
空券を購入することが出来ました。担当のオルガ
さんは、英語も話せて、仕事ぶりもてきぱきと、
要領よくやっている感じでした。

 クレジット・カードの使用も、普及してきてい
るようで、隣の窓口に来たロシア人も、モスクワ
行きの切符を、カードで購入しました。

 航空運賃、税金、空港使用料、サーチャージ代を
含めて、片道16965ルーブルでした。6月帰国
で、往復切符を購入すれば、もっと安くなったので
すが。

2009年6月5日金曜日

ウスリースク便り(215)

 〇 緒方 直人さん

 去年の4月末にウラジオストクから自転車で
単身ユーラシア大陸横断を試みた、緒方さんが
無事に、カリフォルニアに帰られたことと、
その時の旅行で撮った写真のブログについては
以前に紹介しました。

 その後も、緒方さんとはメールで連絡をとり
あっていました。ウスリースク便り5月を送った
ところ、緒方さんから返信があり、その中で、
ロシア国内の旅行記をブログに書いていること
を知りました。

 大変読み応えのある内容で、ロシア国内で、
撮った貴重な写真がたくさん出てきます。ロシ
アに興味の或る方は、是非、緒方さんのブログ
をご覧になってください。ブログは下記の通
りです。

http://naoto-bicycle.blogspot.com/

2009年6月4日木曜日

ウスリースク便り(214)

 〇100ルーブルショップ


 きょうは、日帰りでウラジオストクに行って
きました。土曜日の碁会に都合で、参加できな
いので、二日繰り上げました。

 極東大学の坂本先生から、日本語能力試験の
問題集をお借りしました。その後で、ウラジオ
ストク市内を案内していただきました。

 最初に行ったのが、レストラン・リパブリック
でした。ウラジオストク駅前にある同名のレスト
ランには、以前囲碁クラブの人と行ったことがあ
りました。看板に、”食べて、飲んで、語ろう”
と書いてあったのを思い出しました。

 店内のテーブルや、椅子、シートなども新しく
清潔で、料理もおいしく、値段も安いことから、
また行ってみたくなる料理店でした。

 30日に卒業する学生たちのプレゼントを買う
ために、去年オープンした日本の100円ショップ
ダイソーへ案内してもらいました。

 アレーウツカヤ通とフォーキナ通の交差すると
ころにある、ビルの2階にありました。日本の
店舗の10分の一程度の大きさでした。

 日本で100円で売っている100円の商品に
は、100ルーブルの値がついていました。また
一部の商品には、50ルーブル、150ルーブル
の値がついていました。

 ロシア人には値段の高い商品と言うことになり
ます。日本でも、同じ商品が300円で売られて
いたら買う人はほとんどいないでしょう。

 5人分のプレゼントを買って、400pになり
ました。レジ担当のダーシャさんと話をしたとこ
ろ、新潟に1年いたことがあり、大学3年生で、
日本語を勉強しているとのことでした。

 店内の買い物客は、私たちの他は2~3名しか
いませんでした。輸送費、税金、店舗の家賃、
利益などを考えれば300pもいたしかたない
のかもしれません。

 その他、蜂蜜の専門店で蜂蜜を購入(蜂蜜をと
る際の服も売っていました)、一番安いと学生の
言う土産品店、海軍の制服や帽子、バッジなどを
売っている店、イギリス式カフェなども教えて
いただきました。次回のウラジオストク訪問が
楽しくなりなりました。

2009年6月2日火曜日

ウスリースク便り(213)

 〇 国際放送

 3年生の学年末試験も終わり、きょうは、
休日でしたが、4年生のイワン君から電話
があり、学年末試験のトピックを書きたい
ので、私の家まで来たいと言うことでした。

 今日は午後、散歩に行けなかったので、
近所のスーパーまで散歩がてら、買い物に
出かけました。夜9時に家を出たのですが、
まだ明るく、10時ごろに帰宅した時は、
暗くなりかけていました。

 夜9時と言うのに、近所の5歳の女の子
と6歳の男の子ダニエルが二人で鉄棒をし
て遊んでいました。

 この時間に小さい子供だけで外で遊んで
いるのは、安心して遊べるからなのでしょ
うが、日本人の感覚からすると、とてもお
かしなことです。


 3年生の作った俳句を、近藤蕉肝先生に
送りました。蕉肝先生は、1975年~
76年、アメリカのミネソタ州ドルース校
で知り合い、もう30年以上の友人になり
ます。

 現在NHK国際放送のWorld Interactive
のWorld of Haikuで、毎月第一土曜日か
らの1週間俳句の講座を持っています。

 その中で、ウスリースク国立教育大学の
学生の作った俳句を紹介してくださること
になりました。学生たちにも良い刺激にな
ルと思います。

 World Interactive,"Radio Japan"
NHK, Tokyo 150-8001,Japan

2009年6月1日月曜日

ウスリースク便り(212)


                  (韓国語専攻3年生)

 〇 学年末試験

 きょうから、6月に入りました。午後から3年生
〔韓国語専攻〕の学年末試験が行われました。学年
末の試験はエグザミンと呼ばれ口頭試問形式で行わ
れます。

 文法、漢字、カタカナ、聞き取りなどのテストは、
授業の最終日にすでに実施しており、今回の口頭試
問では、読解問題、トピック、和文露訳を行いまし
た。

 読解問題は、日本の正月、日本の食べ物、日本の
教育などに関するに本文を読んで、要約、和文露訳
内容設問などに口頭で答えるものです。

 露文和訳は、3年生で学んだ、基本文型を、日本
語に訳すものです。30問の中から、抽選で5題答
得ることになります。

 トピックは、すでに与えてあるテーマに関して、
口頭で、その内容を発表してもらいます。旅行や、
趣味や、家族や将来の希望などを話してもらいます。

 約一時間半で、口頭試問に対する準備をしてもら
います。口頭試問の準備が出来た学生から、順に
試験を実施していきます。

 一般的には、口頭試問の準備が早く終わる学生は
成績も良いことが多いです。全ての試験が、日本語
履修学生の数+1だけ用意しなければなりません。

 がくせいの語学力を正確に判断したり、カンニング
ができない、前年度と同一問題でも良いので、一度い
鋳物を作っておくと、まいねん問題を作る必要がない、
などのよいてんもあります。

 今年度は、中国語専攻学生を含めて15名が受験し、
5段階評価で、5・3人、 4. 2人 3 5人
4. 2 1人 でした。 2の学生は、再試験を行う
ことになりました。