2008年5月29日木曜日

ウスリースク便り(62)


 O ウスリースク国立教育大学


 私の勤務するウスリースク国立大学は、1954年に教員養成のために創立された大学です。2000年に、韓国語と中国語を専攻する東洋学部が創設されました。
2002年からは英語と日本語を副専攻(第2外国語)とする講座が開かれました。学部長はプペイ・ヴラジミールさん副専攻講座長はコプシ・タチヤナさんで共に30代の若さです。(写真はタチヤナ副専攻講座長・東洋学部前で)


 今年度は、日本人教師2名とロシア人教師2名が日本語を担当しています。日本語を選択している
学生数は、 
        1年生 26名 (3クラス) 2年生 20名 (3クラス) 3年生 22名 (3クラス)

        4年生 16名 (2クラス) 5年生  9名 (2クラス) です。

 なお、日本語選択者は奨学金取得の学生でも、日本語の授業料を払わなくてはなりません。


 1年生と2年生は週1コマ(90分授業)で、年間54時間、3年生は週4コマで年間204時間になっています。3年生は夏季休暇中に、主専攻の言語の語学実習が、中国または韓国であります。4年生は
週4コマで年間162時間ですが、日本語教授法、日本文学、教育実習が行われます。5年生は週4コマで120時間ですが、年2回の教育実習が行われます。


 なお、来年度から日本語専攻のコースが設置され、学生の募集が行われます。将来的には市内の学校(シュコラ)で日本語教育を始め、本校の卒業生が日本語教育を行うことを目指しています。

 

 昨年度日本語履修者(第1期生)の進路は

   本校日本語教師 (2名) ハバロフスクの大学日本語教師 (1名) 日本関係企業 (1名)

   兵役(男性) (1名) となっています。

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