2008年5月8日木曜日

ウスリースク便り(46)

 エイズ検査

 マルチワーキングビザ取得のためエイズ検査を受けました。病院の一角にある血液分析研究所を訪れると、検査室に案内されました。検査室は日本の高校の化学の実験室のような部屋で、棚には試験官や試薬のようなものが、たくさん並んでいました。

 検査係の大柄な女性の指示により、木製の長椅子に座って待っていると、検査係の女性が、消毒薬を綿に湿らせ、私の中指の先を拭きました。事態がよく飲み込めないうちに、彼女は何かロシア語で言った後、針を中指の先に刺しました。指先から血が出てくると、その箇所を絞り、試験管に血液を1cmほど採ると、終了の合図を私に送って立ち去りました。

  指先には,末梢神経が通っているため相当な痛さで、止血用の綿で指先をしっかり押さえていても、痛みはとれませんでした。10分後に検査料、証明書料133ルーブル(約500円)を支払い、非エイズ証明書を手にいれました。(2005年10月現在)

 2006年10月にエイズ検査を受けた時には,日本の歯科医院のような椅子に座り、注射器で採血されました。料金は倍、検査証明書は3日以後になりました。

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