2008年6月30日月曜日

ウスリースク便り(83)

  O 卒業式パーティー

 卒業式当日、卒業パーティーが開かれました。韓国語専攻のヴィクトリアさんからもらった案内のカードには、夜の8;30からレーニナ通りのレストラン・シジモイ・ニエバ(седьмой небо 七番目の空)で行われると書いてありました。

 卒業式会場の陸軍の大劇場から大学まで、カーチャさんのお母さんの車に乗せてもらいました。「先生は、きょうのパーティーに来ますか。」と聞かれて、場所を聞くと同じシジモイ・二エバの4階とのこと。開始時間を聞くと9;00からということでした。

 去年のパーティーは、韓国語専攻学生と中国語専攻の学生が、同じ時間に違う場所で開いたために、教職員も二分され、学部長と、副学部長は両方のパーティーを掛け持ちしていました。

 結局始まったのは、9;30からで、それでも全員が揃わないうちに始まりました。{ロシア時間)
中国語科と韓国語科の主任の挨拶の後、学部長の挨拶と乾杯の音頭で、シャンペンやビールやジュースなど、それぞれが好きな飲み物を注文して乾杯します。

 パーティには音楽と司会と余興を担当する専門家が3人いて、手際よく進んで行きます。一時間もしないうちにディスコ・ダンスが始まり学生に促されてダンスの輪の中に入れられます。学生のパーティーではダンスがつきもので、食事の他に踊りのできるスペースの広いレストランが選ばれます。この店の1・2階は中華料理の店で、3・4階は無国籍料理でパーティーのできる大きなフロアがつています。

 3曲ぐらい音楽がなり、ダンスが終わるとまた乾杯になります。アントン{中国語専攻)君は日本語履修者の中の唯一の男子学生で、なかなか酒の勧め方が上手でついつい飲まされてしまいます。酒が強い方ではないので、ウオッカを少し飲んだ後、ワインを小さなグラスで飲んでいるのを見て、猛烈な勢いで注意されました。アルコールの度数の強いものから弱いものへと変えるることは厳禁とのことでした。

 一度、ウオッカを飲んだら、ウオッカを飲み続けるか、それより強い酒を飲まなければなりません。ウオッカで一番アルコールの度数の低いものでも40度もあります。彼や女子学生の飲み方を観察してみると、ウオッカグラスで乾杯した後は、それと同量かその倍ぐらいの量のフルーツジュースを飲んでいます。パーティー終了までには20~30杯ぐらいは乾杯するので胃を保護し悪酔いしないための長年の智恵なのかもしれません。ちなみに、水割りや、ウオッカを飲んだ後にすぐ水を飲むのも体に良くないと注意されます。

 食べては、踊り、乾杯し、余興に興じ、また乾杯、夜中の1時までは付き合ったのですが疲労と睡魔のために途中での退散となりましたが、日本語履修学生7人が出口まで見送りに来てくれました。ここでのパーティーは2時までで、その後二次会で朝の5時まで盛り上がったとのことでした。

 教職員では、2時まで学部長と秘書が付き合ったそうですが、さすがに二次会までは付き合えなかったとのことでした。翌日は朝の9時まで熟睡しましたが、疲労はまだとれていません。
 

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