2008年7月1日火曜日

ウスリースク便り(84)

  O モルモン教会

 2年前にウスリースクのメインストリートを歩いている時に、スーツを着てネクタイを締めた二人ずれの若者に会ったことがわかりました。声をかけてみると案の定アメリカからモルモン教の普及にやってきたとのことでした。日本での布教と同じように、英語を教えることによって信者を増やしていく方法です。その時にはもらった連絡先のカードを紛失してしまったために、一回も行かずに終わってしまいました。

 今回は、卒業生のアンナさんの誘いもあって集まりに行って見ました。彼女は英語が上手で、授業でも日本語が他の学生が分からない時には、通訳の仕事を引き受けてくれました。夜の6時からは英語を教えていて、モルモン教に関する話は、7;30からとのことでした。

 集まりのあった場所は、以前韓国からプロ棋士が来たときに一緒について行った韓国系の在露韓国人支援団体が入っているビルの2階でホールはは広く、清潔でした。小学生の女の子が3人、中学生の女の子が3人、20代のロシア人の男性が2人、30代と思われる、ロシア人男性1人と女性1人、50代の男性と女性が2人とアンナさんとヴァレンティーナさんと私で15人になりました。

 最初は、シュヴァイツアー博士の言葉の紹介とロシア語訳{参加者が訳す)がしめされました。
  In everyone's life, at some time, our inner fire goes out. It is then burst into flame by an encounter with another human being. We should all be thankful for those people who rekindle the inner spirit.

 英語の授業の時は、宗教色は一切ありませんでした

エルダーと呼ばれる若者が二人で組んで、単語、語句の説明をし、その後でロシア人にロ最後訳を求めていました。そのあとで、新しい語{名詞5、形容詞5、動詞5)の導入とphraseを使っての会話、最後に参加者同士の自己紹介と会話が行われました。

 授業は、楽しい雰囲気の中で、行われ、教え方も上手で楽しいものでした。私には、ロシア語の勉強にもなりまた出てみたい気もします。英語の授業が終わると15名中9名{私も含む)が、モルモン教の教えを聞かずに退席しました。二人のエルダーは嫌な顔もせずに出口まで見送りに来て、歓談。二人は日本の渋谷でも布教していたことが分かりました。英語を無料で習うということに徹することができれば、モルモン教会もまた楽しいものです。

 

0 件のコメント: