2008年6月10日火曜日

ウスリースク便り(70)

 O 試験 (экзамен)


 きょう、4年生の試験(エクザーミン)がありました。ロシアの大学の試験には3種類あり、このほかに5年生に明日行われる国家試験 (государетвенный екэамен) と 今月2日に4年生に実施した ザチョット (зачет) があります。

 エグザミンと国家試験(略称ゴス)は、ヨーロッパの大学の伝統でもある口頭試問形式で行われます。
すでに先日ブログで紹介したトッピックの他に、読解問題(要約、部分・和文露訳、設問に答える)と露文和訳とからなっています。問題は全て当日の抽選によるので、学生の人数分の問題を3分野にわたって作らなければなりません。エグザミンは5段階評価で行われます。

 きょうの試験は9時に開始し、5人の学生のすべてが終了したのが、12時半でした。問題配布から1時間10分経過してから口頭試問の準備ができた学生がやって来ました。5段階評価で、採点し、5(2名)、4(1名)、3(2名)、平均(4.0)になりました。成績も口頭試問の準備が早くできた学生ほど良い成績を取りました。

 明日行われる、5年生の国家試験もエグザミンと基本的には同じ試験です。国家試験は、複数の試験官(通常2名)で行われます。問題作成、管理、試験監督、試験実施など、学内のエグザミンより
厳しい規定のもとで行われます。追試や再試はありません。

 ザチョットは、前期末などに行われる試験で、筆記試験で行われるのが普通です。聞き取りテストや文法、漢字の読み、語彙力テストなどをマルチプルチョイスデ実施します。合否を判断するもので5段階評価ありません。

 

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