2008年6月19日木曜日

ウスリースク便り(77)

O 家計費

  3年生は、今週で試験が終わり、来月初めから中国、または韓国の大学で1か月の語学研修に入ります。今年度、中国語専攻のクラスを2クラス教えましたが、14人中3人は結婚していました。平均年齢は19歳ですから、日本の学生と比較すると学生結婚が多いことが分かります。

 ウスリースク市の平均月収が、30000円(2005年)くらいですから、どうして生活ができるのか疑問に思っていました。大学が私のために借りているアパートの使用料を教えてもらいました。(1ルーブル5円で計算してあります。)

 私の住んでいるアパートは以前ウスリースク国立教育大学の韓国語の先生であった人が市から買い取ったものを大学が借りています。ダイニングキッチン(1)、リヴィングルーム(1)ベッドルーム(2)と浴室・トイレのついたもので広さはどれも10畳以上あります。

 これより少し小さいアパート(ベッドルーム1)を市から借りた時の費用がわかりました。

   家賃       850円
水道基本料    800円
暖房費    6500円  (11月~4月)
湯道使用料   4100円  (11月~4月)
修繕費       565円
   ごみ収集      280円
   テレビ使用料     45円
   電話基本料   1250円
   電気基本料    1000円
   管理費       750円

 上記の金額で特に目を引くのは、家賃が低いことと、暖房費、お湯の使用量が高いことです。低所得用のアパートでは、スチーム暖房のかわりに、電熱器やオイルヒーターを使用し、湯道を使用せずに電気ボイラーや電熱棒によりお湯を沸かします。

 市のアパートを購入希望の人は、毎月家賃の他に一定の額のお金を積み立てることによって個人で所有できるシステムになっています。学生でも二人の所得を合わせれば、家賃が低いので暮らしていけることがわかります

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