2009年3月26日木曜日

ウスリースク便り(181)

 〇 日本伝統工芸 

 きょう、ウスリースクで日本の伝統工芸の『ちょうちん』
と『すだれ』のデモンストレーションがありました。

 浅草から江戸すだれの田中さんとちょうちんの恩田さん
が来てくださいました。今日は韓国語科3年生の授業しか
なかったので、3人の学生を連れて行きました。

 大学から徒歩2分のところに、画廊や工芸品を売っている
施設があり、その1階にある共同スペースを借りての実演と
実技指導がありました。

 領事館の菅原さんの話では、ウスリースク市に会場の手配
と、広報を依頼しておいたということで、どのくらいの人が
集まるか多少の不安もありました。

 実技指導は、午前10時~12時までと午後1時から3時
までの2回に分けて行われました。小学校の生徒や、美術を
学んでいる学生などが大勢来て、400人近くの来館者があ
りました。

 3年生の学生には、授業のかわりとして、日本語を話すこ
と、実技に参加することを話しておいたので、3人とも江戸
簾の製作実技に参加し、田中さんとも日本語で話をしていま
した。

 おみやげに、浅草雷門や羽子板、夏の花火、三社祭のバッ
ジやストラップをもらって大喜びでした。提灯製作はロシア
人にとても人気があり、予定していた提灯が全てなくなって
しまったために、参加できなかったのが残念です。

 田中さんと恩田さんの二人は、この後ウラジオストクで2
回デモンストレーションを行うということです。菅原さんの
御努力で5月にはウスリースクで着物ショーが開かれます。

 今日の様子では、相当数の観客が押しかけてきそうです。
恩田さんからいただいた雷門と名前が入った提灯を、日本語
科に飾ってきました。ありがとうございました。

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