〇 ロシアの常識 (
(6) 商店・食料品店
きょうから、4年生が6週間の教育実習を終えて
登校してきました。そのため時間割も大幅な変更
がり、1限からの登校になりました。
1限開始時間が8:00からと他の大学より早
いのですが、家を出る7:30には、もうすっかり
明るくなっていました。
朝から、0℃を上回る気温でしたが、昼からは
なんと最高16℃まで上昇し、まるで春がやって
来たようでした。
歩道に積もっていた雪は、すべてとけてしまい、
とても歩きやすくなりました。先週は凍結してい
た家の前の池も半分氷がなくなってしまいました。
家の近くに、食料や雑貨を売る店が三軒あり、
また200mほど行くと小さなマーケットがあり
ます。、魚、野菜、果物、乳製品、電気製品、雑貨、
パン・ケーキ、お菓子、新聞・雑誌などを売る店が
10軒以上入っています。
ロシアのこういった商店には、商店とか食料
品店と書いた看板と、売っている商品名が書いて
ありますが、商店の名前を書いた所はほとんどあ
りません。
市内に5軒ほどある、スーパーには名前が書い
てあるので、店名を聞けばどこにあるか分かりま
すが、商店の場合は、住所を聞かなければ、どこ
にあるのかわかりません。
本屋も名前のついていないところがあり、旧市
街の中心地にある本屋には、ナホトカという店名
が書いてありますが、大学近くにある本屋には、
名前が書いてありません。
おそらくソ連時代には商店名がついてなかった
のが、そのまま続いているのでしょう。
ロシアの商店には、日本の商店のようにつり銭
を、開業前に用意しておくような習慣がありませ
ん。このため、少額のつり銭をくれない時があり
ます。どうしても欲しければ、次の客が細かい
お金を持ってくることを期待して待っていなけれ
ばなりません。
良心的なレストランでは、紙に不足のつり銭の
額を書いてくれて、次回に使えるようにしてくれ
所も出てきましたが、まだこういう店は例外と言
えるでしょう。
前回、写真を載せた、グム(旧国立百貨店)には
30近い店がはいています。売り場には、一人しか
店員がいない店も多く、昼食事には1時間の昼休み
をとるので、店が閉まっていることもあります。
最近では、洋品店、靴店、スポーツ用品店、電化
製品店、ビデオ店などの店員も、商品をを見ている
と、声をかけてくることが多くなりました。
4年前には、携帯電話を売る店の店員くらいしか
声をかけて来ませんでした。店同士の競争が激しく
なり、商品を売る努力をしないと経営が成り立たな
いことがやっとわかってきたようです。
また、以前は、店員が店内で飲食したり、ゲーム
機で遊んでいたり、新聞や雑誌のパズルをしている
などの行為も数多く見られました。
日本の店員のように笑顔で、客と応対するように
なるのは、まだだいぶ時間がかかりそうです。。
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