2008年11月11日火曜日

ウスリースク便り(110)

 O ネズミ・ホイホイ

 日本で家ネズミを見たのは30年近く前になる。
学校内に昭和16年に建てられた木造の古い住宅
に住んでいた時に、台所の物置において置いたゴ
キブリ・ホイホイに子ネズミが入っていた。

 日本では珍しくなった、家ネズミもロシアの古い
アパートでは珍しいことではない。去年は、7月の
帰国の際にしかけたゴキブリ・ホイホイに子ネズミ
が5匹もかかっていた。

 今年は、8月に来た時には、子ネズミは一匹も
かかっていなかった。ひょっとしたら、ネズミも
学習能力があるのかもしれない。

 9月の初めにおいて置いた殺鼠剤『デスモア』を
食べ始め、4~5日間食べ続けていた。今の殺鼠剤
は徐々にネズミの視覚を奪っていくようで、明るい
所へ出てきて死ぬようだ。

 台所に置いておいた、アース製薬のチューバイ
チューという強力粘着シートに子ネズミが5匹も
かかって死んでいた。

 しばらく殺鼠剤がなくならないでいたが、11月
の初めからまた食べ始めた。子ネズミの大きさから
判断すると、2ヶ月ごとに子どもを生んでいること
になる。

 食べた分だけ補充していたところ、5日間程食べ
続けたあとで、二枚の粘着シートに親ネズミ一匹と
子ネズミが四匹かかっていた(折りたたんで捨て
るだけでよいので、屍骸の処理も簡単で助かる)。

 その後えさがなくなっていないことから、殆ど駆
除できたようだ。親ネズミが一匹しかかかっていな
い所を見ると、他の場所に移動した可能性もある。

 ネズミに学習能力があるとすれば、来年は別の殺
鼠剤と粘着シートを用意しなければならないのだが、
当のネズミは死んでいるのだから、、、、、、。

 

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