2008年12月1日月曜日

ウスリースク便り(122)


        {雪のウスリースク)

 〇 余りにもロシア的な(5)
        誕生日祝い
 

 早いもので、きょうからもう12月です。
29日(土)の朝に降った雪も、日中の暖か
さで{午後2時現在8℃)ほとんど融けてし
まいました

 きのうは、私の誕生日で女子学生がお祝い
に来てくれました。と言っても、正確には12
月30日の授業の補講ということになります。

 お祝いに、黄色と白の菊の花とお茶と、蜂
蜜を持ってきてくれました。日本では、菊の
花は余り贈り物にはしませんが、ロシアでは
ふつうのことです。

 菊はロシア語で、хризантема フリザン
テーマといいます。英語でchrysanthemum
ですかと言ったらすぐに分かりました。

 メニューは、チラシ寿司とのり巻きでした。
飲み物、野菜、肉、魚、果物、調味料などを
見て{34品目)日本語と一致させる問題をや
りました。

 意外なことに学生にとって、一番難しかった
のは、「ウオッカ」と「とうもろこし」でした。
ウオッカはロシア語と発音が異なることと、と
うもろこしは発音が難しいためのようです。

 今日大学へ行くと、オルガさんから誕生日祝
いということで、封筒をいただきました。中に
110ルーブルの現金が入っていました。

 一昨年までは誕生日カードとプレゼントをも
らってうれしかったものですが、昨年からは
現金にかわりました。(今年は誕生日カードも
はいっていませんでした。)

 日本語と英語の教員が12名いるので、それ
ぞれの誕生日前に100ルーブル集めて誕生日に
現金を贈るのです。

 日本人の感覚では、現金で贈るぐらいなら誕
生日祝いを廃止してしかるべきだと思うのです
が、、、、、、、。

 一昨年教員会議で1時間近く議論して、誕生
日祝いや会合のために毎月100ルーブル集める
ことに決まりました。

 その時、誰が集めるか決めなかったために、
実行にうつされることなく、誕生日や会合の直
前に現金を集めています。

 これまた、余りにもロシア的といえます。

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