2008年12月10日水曜日
ウスリースク便り(129)
(写真左 K.ターニヤ 写真右 C.ターニヤ)
〇 日本語が勉強できてよかったです。
12月7日{日)にウラジオストクで、日本語能力検定試験が
行われました。ウスリースク教育大学からは3級と4級の受験者
が10名ほどいました。
試験会場となったウラジオストクの国立極東大学までは2時間
以上かかるので、朝暗いうちに家を出て7;40分発の長距離バ
スに乗らなければならりません。
試験は15;00ころまでかかりましたから、学生が、ウスリー
スクの家や寮に戻る頃には真っ暗になっていたでしょう。よくで
きなかった学生やマークシートの記入ミスがあった学生は、寒さ
が身にこたえたことと思います。
私は、2級受験生の監督をしました。受験生は20名で、ただ
一人男子学生がまじっていました。彼は2時限目の聴解試験で致
命的なミスをしました。
聴解問題は、問題が終わるごとにマークシートに答えをマーク
していかなければなりません。彼は、答えを問題用紙の方に書い
ておいて、問題が終了してから答えをマークをし始めました。
3題ほどマークし終わった所で制限時間がきてしまいました。
試験終了後、ロシア人の先生のところに来て、答案をマークした
いと言ってきましたが、勿論断られました。
まれに、4級・3級の試験を受けずに2級から試験を受け始め
る学生がいいて、その中にはとても優秀な学生がいるそうです。
彼が優秀な学生であったかどうかは、わかりませんが、3時限
目の試験は受けないで帰りました。マークシートの練習を一度は
してから受験したいものです。
1時限目が、文字・語彙(100点)、2時限目が聴解{10
0点)、3時限目が読解・文法{200点)で、60%以上とる
と合格です。かりに聴解問題が0点でも、他の二科目で240点
以上得点できればいいのですが。ショックは大きかったのでしょ
う。
本校から3級試験に。C.ターニヤさんとK.ターニヤさんの
二人が受験する予定で、6週間一緒に受験勉強をしてきました。
C.ターニヤさんは過去の問題練習でで2回とも、80%をこ
えていました。全ロシアの大学生の韓国語弁論大会で2位になり
その副賞として、「10日間の旅行」が贈られ、日本語の試験日
と重なってしまいました。
試験と旅行が重なることは1か月前に分かったそうですが、何
もいわずに、変わらずに受験勉強を続けていました。旅行の2日
前になって、韓国旅行へ出発することを申し出てきました。
「日本語能力試験が受けられないで、残念ですね。」というと、
彼女の答えは、「ええ、でも日本語がたくさん勉強できて、よかっ
たです。」というものでした。
K.ターニヤさんも過去の練習問題では70%を越えていたので
是非合格してほしいと願っています。
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