2009年2月24日火曜日
ウスリースク便り(161)
(ウスリースク市庁舎前)
(ウスリースク市戦没者慰霊碑前)
〇 ロシアの常識 3 (冬のロシア)
日本では、今年の冬は戦後で2回めの暖かさだと
報じられています。ウスリースクでも、過去4年の
冬でも最も暖かい冬になっています。
今日11時に家を出たときの気温が、マイナス3℃
で雪が少し降っていました。午後の授業を2コマ終え
て帰って来た時には、2cmほど雪が積もっていて、道
が滑りやすくなっていました。
暖冬のため、4年間でいちばん積雪の多い年になって
ます。雪は、〇℃からマイナス5℃くらいのときに降る
ことがおおいので、『雪の降る日は暖い。』ということ
になります。
2月は、日中でもマイナス10℃~15℃になること
が多いのですが、このような日でも、乳母車に乳児を
乗せて散歩している母親をよく見かけます。もちろん
顔以外の部分は防寒着をきて、乳母車の中を暖かくして
あります。ロシアの母親は強い、丈夫な子を育てるため
に、『マイナス15℃でも散歩に出かける。』のです。
冬は、日中快晴であっても、ほとんどの日が氷点に
なります。アパートのベランダを見ると、氷点下であって
も洗濯物が干してあるのに気がつきます。
氷点下で洗濯物を外に干すと、水分がすぐに凍って
しまい。『たとえ凍ったとしても、洗濯物を
外に干す』理由は殺菌の
ためで、外に干すと洗濯物の異臭も消えるると言う利点が
あります。
最近では、ウスリースクの高級スーパー『5+』で、ライ
オンの『部屋干しトップ』を売るように
なりました。部屋の中に干しても、異臭のしない洗剤ですが、
日本で買う値段の約3倍もするところが難点です。
雪が20cm近く積もった時には、『知らない道を
絶対に歩かないようにしなければなりま
せん』。ロシアには、蓋のないマンホールがたくさん
あって(旧水道:旧下水道)、そこにごみなどが捨てられていて、
蓋の無いマンホールに気がつきにくいことがあります。
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