2009年9月11日金曜日

ウスリースク便り(219’) 最終回

 〇 ウスリースク便り(最終回)

 8月末に4年間在職したウスリースク国立教育大学
東洋学部日本語科を退職しました。

 去年から大学で働く外国人教師の労働ビザの発給
が厳しくなり、ウラジオストクで教える日本語教師
も、1年間の労働ビザが取得できなくて、3ヶ月間
のビザを2回しかもらえないケースもありました。

 今年度はウスリースク国立教育大学でも、10月
14日までしかビザが下りず、12月31日まで、
帰国しなければならなくなりました。

 8月末にウスリースク国立教育大学を退職し、
2ヶ月間、旅行、囲碁、読書、映画、DVDなどを
楽しんできました。

 このたび、中国北京渉外経済学院で、日本語と
英語を教えることになり、10月に北京へ行くこ
とになりました。

 機会を見て、北京便りをお届けしたいと思います。

2009年7月11日土曜日

ウスリースク便り(219)

 〇 帰国

 先週、無事にウスリースクから帰国しました。
6月13日にパソコンの液晶バックライトが故障
してしまいました。

 ウスリースクのパソコンショップに修理を依頼
したところ、ウスリースクでは部品が手に入らな
いということで、ウラジオストクの店を紹介して
もらいました。

 ウラジオストクのパソコンショップに、囲碁
クラブ会長のアレックスさんに、連絡をとって
もらったのですが、私の帰国前に修理がまにあう
かどうかは、パソコンを見てみないと分からない
ということで、そのまま日本に持ち帰りました。

 日本では、まだパソコンを修理に出していない
のでどうなるかわかりません。IBM製のノート・
パソコンですが、中国がIBMのノート・パソコン
部門を買収したということで、日本での修理サー
ビスがどうなっているのか分かりません。

 4年間使用したので、そろそろ寿命かとも思い
ますが、IBMのノート・パソコンは液晶部分が、
早くダメになるという話を聞いています。

 最近、打ち込んだコンピューター用の日本語
自習教材のバックアップをとっていないので、
これさえコピーできればいいのですが。

2009年6月10日水曜日

ウスリースク便り(217)

 〇 非エイズ検査

 ワーキング・ビザ更新のために非エイズ検査
を受けてきました。場所は、以前に何回か検査
を受けている、血液分析研究所というところで
した。

 4年前に、初めて検査を受けた時のことを、
今でもはっきり覚えています。左の中指に、
注射器をさして、試験官に血液をしぼりとり、
試験紙による判定法で、10分位で判定が下
り、その後、5分位で証明書ができあがって
来ました。

 今は、学生が夏休みでもあり、海外への旅
行者も増えているせいか、検査を受ける人数
も増えていて、今朝の9時にも、多くの人が、
検査を待っていました。

 大学から、連絡がいっていたためか、1日
で証明書が出来てきました。12日が祝日のた
め、15日(月)にウラジオストクへ更新の手
続きにいってくれるとのことです。

 ビザの更新はうまく出来そうですが、9月か
らの新年度の授業を担当できるかどうか、微妙
な段階にあります。

 ロシア人日本語教師のワレーリアさんが、9
月から日本での語学研修を予定していたのです
が、日本での研修ができないことになり、9月
からも、日本語を担当することになりました。

 この、9月からの入学してくる、学生は、日
本語を専攻する、日本語学科に入学することが
できるようになりました。

 ただし、ロシア全国一斉テストで、英語、
数学、ロシア語、歴史など5科目に合格して
いることが条件になっています。

 そのため、今年のように、日本語専攻の学生
が定員割れしてしまうこともありえます。
 私が9月から、引き続き日本語を教えられる
かどうかは、入学してくる日本語専攻希望の、
学生数にかかっています。

2009年6月7日日曜日

ウスリースク便り(216)

 〇 帰国 (7月2日)

 こん4~5日は、朝と夜が10℃前後、日中が
20℃前後の日が続いています。夜になると、
さすがに、風は冷めたくなってきます。

 今年度は、6月30日(火)に卒業式が行われ
そのあと夏休みに入ります。ウラジオストクで2
年に一度開催されるビエンナーレの年で、7月初
めには、文化交流のため多くの日本人がやってき
ます。

 ビエンナーレの参加者の帰国と一緒にならない
ように、7月2日(木)に帰国することにしまし
た。きのう、市内のウラジオストク航空の営業所
に航空券購入に行きました。

 3年前に、クレジット・カードで航空券を購入
使用としたところ、担当者が、いちいち、ウラジ
オストクに電話で問い合わせをしてから、作業を
するので、発券までに1時間位、かかったことが
ありました。

 今回は、列に並ぶこともなく、約10分で、航
空券を購入することが出来ました。担当のオルガ
さんは、英語も話せて、仕事ぶりもてきぱきと、
要領よくやっている感じでした。

 クレジット・カードの使用も、普及してきてい
るようで、隣の窓口に来たロシア人も、モスクワ
行きの切符を、カードで購入しました。

 航空運賃、税金、空港使用料、サーチャージ代を
含めて、片道16965ルーブルでした。6月帰国
で、往復切符を購入すれば、もっと安くなったので
すが。

2009年6月5日金曜日

ウスリースク便り(215)

 〇 緒方 直人さん

 去年の4月末にウラジオストクから自転車で
単身ユーラシア大陸横断を試みた、緒方さんが
無事に、カリフォルニアに帰られたことと、
その時の旅行で撮った写真のブログについては
以前に紹介しました。

 その後も、緒方さんとはメールで連絡をとり
あっていました。ウスリースク便り5月を送った
ところ、緒方さんから返信があり、その中で、
ロシア国内の旅行記をブログに書いていること
を知りました。

 大変読み応えのある内容で、ロシア国内で、
撮った貴重な写真がたくさん出てきます。ロシ
アに興味の或る方は、是非、緒方さんのブログ
をご覧になってください。ブログは下記の通
りです。

http://naoto-bicycle.blogspot.com/

2009年6月4日木曜日

ウスリースク便り(214)

 〇100ルーブルショップ


 きょうは、日帰りでウラジオストクに行って
きました。土曜日の碁会に都合で、参加できな
いので、二日繰り上げました。

 極東大学の坂本先生から、日本語能力試験の
問題集をお借りしました。その後で、ウラジオ
ストク市内を案内していただきました。

 最初に行ったのが、レストラン・リパブリック
でした。ウラジオストク駅前にある同名のレスト
ランには、以前囲碁クラブの人と行ったことがあ
りました。看板に、”食べて、飲んで、語ろう”
と書いてあったのを思い出しました。

 店内のテーブルや、椅子、シートなども新しく
清潔で、料理もおいしく、値段も安いことから、
また行ってみたくなる料理店でした。

 30日に卒業する学生たちのプレゼントを買う
ために、去年オープンした日本の100円ショップ
ダイソーへ案内してもらいました。

 アレーウツカヤ通とフォーキナ通の交差すると
ころにある、ビルの2階にありました。日本の
店舗の10分の一程度の大きさでした。

 日本で100円で売っている100円の商品に
は、100ルーブルの値がついていました。また
一部の商品には、50ルーブル、150ルーブル
の値がついていました。

 ロシア人には値段の高い商品と言うことになり
ます。日本でも、同じ商品が300円で売られて
いたら買う人はほとんどいないでしょう。

 5人分のプレゼントを買って、400pになり
ました。レジ担当のダーシャさんと話をしたとこ
ろ、新潟に1年いたことがあり、大学3年生で、
日本語を勉強しているとのことでした。

 店内の買い物客は、私たちの他は2~3名しか
いませんでした。輸送費、税金、店舗の家賃、
利益などを考えれば300pもいたしかたない
のかもしれません。

 その他、蜂蜜の専門店で蜂蜜を購入(蜂蜜をと
る際の服も売っていました)、一番安いと学生の
言う土産品店、海軍の制服や帽子、バッジなどを
売っている店、イギリス式カフェなども教えて
いただきました。次回のウラジオストク訪問が
楽しくなりなりました。

2009年6月2日火曜日

ウスリースク便り(213)

 〇 国際放送

 3年生の学年末試験も終わり、きょうは、
休日でしたが、4年生のイワン君から電話
があり、学年末試験のトピックを書きたい
ので、私の家まで来たいと言うことでした。

 今日は午後、散歩に行けなかったので、
近所のスーパーまで散歩がてら、買い物に
出かけました。夜9時に家を出たのですが、
まだ明るく、10時ごろに帰宅した時は、
暗くなりかけていました。

 夜9時と言うのに、近所の5歳の女の子
と6歳の男の子ダニエルが二人で鉄棒をし
て遊んでいました。

 この時間に小さい子供だけで外で遊んで
いるのは、安心して遊べるからなのでしょ
うが、日本人の感覚からすると、とてもお
かしなことです。


 3年生の作った俳句を、近藤蕉肝先生に
送りました。蕉肝先生は、1975年~
76年、アメリカのミネソタ州ドルース校
で知り合い、もう30年以上の友人になり
ます。

 現在NHK国際放送のWorld Interactive
のWorld of Haikuで、毎月第一土曜日か
らの1週間俳句の講座を持っています。

 その中で、ウスリースク国立教育大学の
学生の作った俳句を紹介してくださること
になりました。学生たちにも良い刺激にな
ルと思います。

 World Interactive,"Radio Japan"
NHK, Tokyo 150-8001,Japan