2009年3月30日月曜日

ウスリースク便り(183)


             (中国語専攻5年生、40分間待っていてくれました)

 〇 サマータイム

 きのうは、朝小雪が舞っていたのですが、きょうは
快晴で暖かい日となりました。今日からサマータイム
が始まり、時計が1時間進むことを忘れていました。

 いつも7時30分に乗るバスが、35分に来て、しか
もそのバスがすいていて座席に座れたので、妙な気が
したのですが、大学に着いて332号室のドアを開ける
まで気がつきませんでした。

 いつもは、8時ぎりぎりに来る学生が、8人も顔を
そろえて待っていました。実際は、私が授業に40分
遅れたのですが、学生からは特に不満の声は聞こえて
きませんでした。こういう所は、ロシアの学生のいい
ところです。

 5年生の授業は、あと2週間で、50課の謙譲語の
ところを少し残すだけになりました。最後の授業で、
露文和訳(5題)、日常会話(5題)敬語(5題)の
試験します。

 5年生は、この他5月に卒業試験、6月に国家試験
を行います。卒業試験、国家試験は口頭試問形式で、
トピック、読解問題(日本語を読んでもらい、内容に
ついて日本語で質問)、とその問題の中の一部の露文
和訳する問題からなっていて、文法や聞き取り、漢字
の試験はおこなっていません。

2009年3月28日土曜日

ウスリースク便り(182)

 〇 魚の日 

 きょうは、好天で正午の気温が12度まで上昇
しました。ズボン、セーター類を洗濯し(手洗い)
久しぶりに、洗濯物を外に干しました。

 2月26日(木)がロシアの魚の日いうことで
地元のテレビ局から、魚を使った日本の魚料理を
作るように依頼されました。

 慣れていないために、料理を作る時間よりも、
レシピを作る時間のほうが多くかかりました。

  作るよりレシピにかかる時間かな

 テレビ用の料理なので、味は分からないので
見た目によいように、ご飯は錦糸たまごとのり
といくらの三色ご飯にしました。

  テレビでは味より色を大匙で

 日本の友人、知人、親類などで日本の『魚の
日』を知っている人は誰もいませんでした。

  日本では誰も知らない魚の日

 そこで、インターネットで調べてみると、魚
の日がありました。日本人にとっては魚を食べ
る事は、ごく普通のことなので誰も気にしない
ので『魚の日』は知られていないようです。

 にほんの『魚の日』は『トトの日』の語呂合
わせで10月10日でした。万葉集の山部赤人
が10月に魚(鯨)を歌にしていることもあり
ます。

  トトの日は万葉からの魚の日

 撮影の際通訳をしてくれた英語科のヴァレン
ティーナ先生に日本の魚料理の感想を聞くと、
『面白い』というものでした。

  初めての日本の味は尾も白い
 

2009年3月26日木曜日

ウスリースク便り(181)

 〇 日本伝統工芸 

 きょう、ウスリースクで日本の伝統工芸の『ちょうちん』
と『すだれ』のデモンストレーションがありました。

 浅草から江戸すだれの田中さんとちょうちんの恩田さん
が来てくださいました。今日は韓国語科3年生の授業しか
なかったので、3人の学生を連れて行きました。

 大学から徒歩2分のところに、画廊や工芸品を売っている
施設があり、その1階にある共同スペースを借りての実演と
実技指導がありました。

 領事館の菅原さんの話では、ウスリースク市に会場の手配
と、広報を依頼しておいたということで、どのくらいの人が
集まるか多少の不安もありました。

 実技指導は、午前10時~12時までと午後1時から3時
までの2回に分けて行われました。小学校の生徒や、美術を
学んでいる学生などが大勢来て、400人近くの来館者があ
りました。

 3年生の学生には、授業のかわりとして、日本語を話すこ
と、実技に参加することを話しておいたので、3人とも江戸
簾の製作実技に参加し、田中さんとも日本語で話をしていま
した。

 おみやげに、浅草雷門や羽子板、夏の花火、三社祭のバッ
ジやストラップをもらって大喜びでした。提灯製作はロシア
人にとても人気があり、予定していた提灯が全てなくなって
しまったために、参加できなかったのが残念です。

 田中さんと恩田さんの二人は、この後ウラジオストクで2
回デモンストレーションを行うということです。菅原さんの
御努力で5月にはウスリースクで着物ショーが開かれます。

 今日の様子では、相当数の観客が押しかけてきそうです。
恩田さんからいただいた雷門と名前が入った提灯を、日本語
科に飾ってきました。ありがとうございました。

2009年3月25日水曜日

ウスリースク便り(180)


                (司会のネッリーさん・08年優勝者)

 〇 スピーチコンテスト

 きょう、4月26日(日)にウラジオストクで行わ
れるスピーチコンテスト(暗誦部門)の学内予選大会
を行いました。

 2007年から、日本語を第2外国語として履修し
ている学生のために暗誦部門が設けられ、7年には
カーチャさんが、8年にはネッリーさんが優勝してい
ます。

 今年度の司会は、ネッリーさんにお願いしました。
1・2年生は『バラが咲いた』、3・4年生は今年度
の課題作品である谷川俊太郎の詩『生きる』を朗読し
てもらいました。

 1年生は、後期から(2月)日本語の授業が始まった
ばかりで、週1時間しか授業がないのですが、5名の
参加者がありました。

 1年生のジェーニヤさんは、4枚の薔薇の花の絵を
書いてきました。2年生のデニス君は、「バラが咲い
た」を自分の言葉で、ロシア語に翻訳してきました。
ジェーニヤさんは2位に、デニス君は3位に入賞しま
した。

 3・4年生の部で優勝したカーチャさんには、今年
度も是非優勝して欲しいと願っています。

2009年3月23日月曜日

ウスリースク便り(179)

 〇 ウラジオストク

 21日(土)、22日(日)の二日間ウラジオストク
の海洋大学に碁の指導に行ってきました。二週間前
のウラジオストクの海は、全面凍結していました。

 海の上では、氷を割って穴をあけ、釣り糸をたらし
て、公魚のような魚を釣る人たちや、見物人でで、賑
わっていました。


    凍てる海釣り糸垂らす親子ずれ


    寒風に釣りをする人見てる人
   

 碁は『手談』とも言われます。ロシアでも囲碁の用
語はすべて日本語です。「お願いします」に始まり、
「ありがとうございました」まですべて日本語で終わ
ります。


    囲碁倶楽部使う手段は国際語


 4~5日暖かい日が続いたため、海上の氷は7割がた
融けてなくなってしまっていましたが、土・日は気温が
氷点下まで下がり、風速10メートル以上の風が吹いて
いたために体感温度はマイナス20℃近いものになりま
した。

 海上でのつりは、氷が融け始めていて、危険なために
警察から『釣り禁止』の通告があったようですが、今年
も海に落ちて死者がでたそうです。


    水温み釣り師と魚命がけ


 また、凍結した海上を走行していた車が、海に落ちる
事故も毎年起こるそうです。


    氷塊が氷解すると氷海へ
    

2009年3月22日日曜日

ウスリースク便り(178)


 (イーナさんは、日本クラブ(書道)に2回参加したことがあります。)


 (ヴェロニカさんは、今回が2度目の経験。似顔をかいてくれました。)

                (中国語専攻3年生 2009年3月)

 〇 書道(写真

2009年3月21日土曜日

ウスリースク便り(177)

 〇 書道

 きのうも、昼間は気温が上昇して、3時には
10℃になりました。金曜日は、3コマ連続の
授業だったので、午後からの3年生の授業は
書道を行いました。

 5年生は、2月2日(月)の後期最初の授業
で、書初めを行ったのですが、3年生は週2回
の授業のため、きのうまで延ばしてきました。

 7名の出席者の中で、去年の『日本クラブ』
の書道の部に参加した学生がいて、其の二人は
二回目になります。

 初めて、筆を持った学生に、自由に漢字を書
かせると、絵を描くときの線のように一本の線
で書いてしまいます。そのため、初めての学生
には、書は禅の影響で、「精神の集中と解放が
重要である。』と教えています。

 最初は、漢数字の一から十まで練習しました。
この時に、「精神の集中の際は、力を入れて強
く、精神の解放の時は弱く」と言う感覚を掴ん
でもらうようにしています。

 その後、手本を下敷きにして3回練習した後
で完成したのが上の写真です。「漢数字の練習
と精神の集中・解放」を学ぶだけで、書く字は
変わって来ます。